ヨーロッパのレイバーソングは、ブレヒトあたりから始まるんだろうか。言葉の問題もあって、ヨーロッパのレイバーソングは体系的に聴いていないのでよくわかんないのだけど、思いつく限りでは意識的に作られた労働運動指向の歌としてはブレヒトあたりが一番古い。 もっとも、革命歌までいれると、ラ・マルセイエーズやインターナショナルなんてのもある。また赤旗の歌は19世紀末頃と言われている。
台湾の労働運動はなかなか面白い。韓国なんかと似た部分があって、若い連中がいろんな活動をしている。 韓国でレイバーソングと言えばコッタジが有名だが、台湾には「黒手ナカシ」という有名なレイバーソング(およびその他の社会運動に関する歌)のグループ(工人樂隊、労働者バンド)がある。 「黒手ナカシ」の「黒手」は労働者、「ナカシ」は日本語由来の「流し」だそうだ。特定の舞台で歌うのではなく、あちこちの闘争の現場を「流し」て歩くバンド、という意味だという。
久々、しっかり風邪を引いてしまった。 で、数十時間眠りつづけた後、布団を引っ被って聴いてたのがレイバーソングだった。何年か前に買ったCDで、米国のレイバーソング名曲集みたいなやつで、その名も「クラシック・レイバーソングズ」。ピート・シーガー、ウディ・ガスリーといった有名どころから、ポール・ロブソンやジョー・グレイザーといったちょっとディープなシンガー、そしてぼくもよく知らないシンガーや新旧の録音と、いろいろお得なレイバーソングの詰め合わせである。
何となく「モダンジャズのヒット曲集を作ってみよう」と思い立った。 LPとは言わない。CDでも、「あの曲を聴きたい」というときはやっかいなものである。棚をかきわけて目的のCDを探すのが一苦労。そしてケースから出してプレーヤーにセットして選曲して... ところがハードディスクにポイポイ放り込むようになってから、選曲はむちゃくちゃ楽になった。で、簡単に「モダンジャズ・ヒット曲集」ができてしまった。
12月になってしまった。そして街にはクリスマスの電飾がきらめき、クリスマスソングが流れる。 別にキリスト教徒でもないので、クリスマスだからといっても有り難くもないし、サンタさんも来ないのでうれしくもない。ただ西洋風の歳末大売出しの趣向でしかない。
洋梨の季節。 しかし、何であんなに洋梨というのはブサイクな形をしているんだろう? 地中のブサイクの王者がジャガイモなら、樹上のブサイクの王者は洋梨だと思う。 しかしあれほどブサイクな形をしてるのに、果物を描いた静物画なんかにはよく登場する。きれいなリンゴなんかと一緒に。 確かに見飽きない形ではある。
新しいiPodを買って以来、最近、いろんな音楽の発見、あるいは再発見をしている。これまで、自分の好きな曲、つまり既に知ってる曲ばっかり聞いていたのだけど、大容量のiPodに何でも手当たり次第ぶちこんで片っ端から聞いてみると、何だか世界が変わる。
音楽はメディアじゃなくてコンテンツだろ、と言われるかもしれないけれど、そんな話じゃなくてさ。 - 先日レイバーネットの会議でジョー・ヒルの映画がちょっとだけ話題になった。初期の米国労働運動で強烈なオルグのツールとして使われた数々の歌を作り、歌い、広めて絞首刑になった男の映画だ。 演説は禁止される。パンフレットも発禁。だったら、ってんで、街角の救世軍を真似て労働をテーマにした歌を歌ったという。その歌は、人の口から口へと歌い継がれ、パンフレットもないのに各地にジョー・ヒルのメッセージが広がったのである。 その後、ジョー・ヒルの歌は、ウディ・ガスリーやピート・シーガー、ボブ・ディラン、ジョーン・バエズなどのメッセージ性の強いフォークにつながっていく。
最近あまり聞かないけれど、ひところKPOPSとか言って騒がれた韓国のポップス。 日本でも有名なところではBoAとかは結構好きだったりするのだけど、ぼく的には「バラードの女王」、イスヨンが最高だと思う。もっとおじさんなら、イミジャとかチョヨンピルとかになるのかもしれないけど、ぼくはそっちの方面は全然ダメ。
ゴールドベルク変奏曲は不思議な魅力がある。
美しいアリアの主題から30の変奏が続く。延々1時間ほど続く。元々、不眠症の王様のために、王様が眠るまで演奏し続けるように作った、なんて話があるけれど、考えてみれば夜中に王様を寝かしつけるためにチェンバロを弾かされた楽士もいい迷惑だっただろう。