チャーハン

131月2010

ぼくは時々、何かに取り憑かれたように、何かの料理を作り続けることがある。
数年前はオムレツだった。ふわりと柔らかい半熟状態で、それでもちゃんと火が通ってきれいな紡錘形のプレーンオムレツが作りたくなって、1か月ぐらい、毎日のようにオムレツを焼きつづけた。その甲斐あって、とても上手にオムレツが作れるようになったのだけど、問題は1か月、朝も昼も晩もオムレツばっかり食べつづけたおかげで、もうオムレツは見るのも嫌になってしまったことだ。それ以来、オムレツは作ったことがない。

最近、チャーハンに取り憑かれている。
パラパラと軽く、しかもしっとりと炒めあげるのは、なかなか難しい...と思われてるけど、そうでもない。チャーハンをパラッと仕上げるのは、オムレツに比べればずっと簡単だと思う。
ネットを検索すると、「卵かけご飯の状態にして...」という「秘訣」がぞろぞろ出てくるけど、ぼくは嫌いだね。面白くないし、卵の存在感が消えてしまう。そんなことしなくても、適切な油と卵、そして飯の量で、熱い中華鍋でがんがん炒めれば、充分パラパラに出来上がる。

で、何に凝ってるかというと、卵のタイミングなのである。「卵掛け飯」は論外として、最初に卵を入れるときの鍋の温度や油の量、混ぜ方、そして飯を投入するタイミングといったところ。
この他に、先に飯を入れて卵を鍋の横に投入するというワザも研究の余地がある。つまり飯に油をからめてから、卵と混ぜるということになるのだが、これはちょっと難しい。
チャーハン調理の原理としては、つまり油を吸った卵が飯粒にからんで、それを高温で水分を飛ばしつつ、表面を焼き固めるというプロセスになるわけなのだが、卵の後入れだと飯粒に卵がからみにくい。飯粒が高温になっているので、卵が油を吸う前に固まってしまうからではないかと思ってるんだが、そうだとすると鍋内部が相当低温の状態で卵を投入しなければならない。すると今度はうまく卵が油を吸わない。うーむ、よくわからん。

と、まあ、そんなことを考えつつ、毎日のようにチャーハンを作っては食べてるわけです。しかし、こんなに毎日チャーハンを食べつづけてると、また...

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